相談支援専門員

| No. | 区分 | 制度 分類 | 主な 対象 | 機能 役割 |
|---|---|---|---|---|
| ① | 障害児相談支援事業所 (児童) | 障害児相談支援 | 18歳未満の児童生徒 | 障害児支援利用計画の作成・モニタリング(児発・放デイ利用時に必須) |
| ② | 相談支援事業所 (成人) | 計画相談支援 | 18歳以上の障害者 | サービス等利用計画の作成・モニタリング(就労系・生活系サービス利用時) |
| ③ | 地域移行相談支援センター | 地域移行支援 | 長期入院者・施設入所者 | 地域移行支援加算取得・地域生活移行プランニング |
| ④ | 地域定着相談支援センター | 地域定着支援 | 地域で単身生活する障害者など | 緊急時対応・見守り体制構築・地域での孤立予防 |
| ⑤ | 基幹相談支援センター(総合) | 自治体の基幹相談支援事業 | 地域住民・関係機関全体 | 中核相談機能・困難事例の支援調整・地域資源の連携強化 |
| ⑥ | 地域活動支援センター(居場所+相談) | 地域活動支援事業(市町村) | 主に精神障害者・地域住民 | 居場所機能+相談・地域生活支援・地域交流 |
| ⑦ | 包括相談支援センター | 包括型相談支援(地域生活支援事業) | 全年齢・軽度含む | 制度に関係なく幅広い相談に対応(非制度利用者も含む) |
| ⑧ | 教育・医療連携型相談支援室 | 制度外・連携型 | 医療的ケア児・医療/教育関係者 | 医療・教育現場との多職種連携支援 |
| ⑨ | 発達支援相談センター(家族支援型) | 独自モデル(制度外または加算対象外) | 発達障害・グレーゾーンの未就学児 | 関係機関連携、初期支援、診断前相談、ペアレントトレーニングなど |
| ⑩ | 訪問型相談支援センター(アウトリーチ) | 制度外・実務特化型 | 登校拒否・引きこもり等 | 在宅訪問、家庭支援、行政未接続層へのアプローチ |
~クライアントの「安心安全」と「希望の生活」を支える存在~
相談支援事業者は、困っている人が「安心して生きる」事と、「自分らしい未来」をあきらめないために存在します。
●困っている人には、「安心できる居場所」や、「生きていく為の道しるべ」が必要です。
●でも、社会の制度や支援の仕組みは、とても複雑で分かりにくいものです。
●そこで、相談支援事業者が「橋渡し役」となり、「今の現状」と「希望ある未来」を繋ぐご案内を致します。
相談支援専門員と聞くと、多くの人が「サービス等利用計画書の作成」や「年2回のモニタリング」といった、事務的な業務を思い浮かべるかもしれません。
しかし、相談支援専門員が果たすべき役割は、単なる書類作成にとどまらず、児童生徒やその家族の未来を支え、導く事にあります。
相談支援専門員の役割
相談支援専門員の役割は、児童福祉法や障害者自立支援法などを基盤としながら、単なる計画書の作成を超えた包括的なサポートを提供することにあります。
その本質的な機能を以下に整理します。
1.本人の人生を見据えたサポート計画の策定
●相談支援専門員は、単に福祉サービスの調整をするのではなく、児童生徒一人ひとりの将来を見据えたサポート計画を作成します。
●「今、何が必要か」だけではなく、「5年後、10年後にどうなっていたいか?」を共に考え、道筋を立てます。
2.家族への寄り添いとエンパワメント
●児童生徒だけではなく、家族の悩みや課題にも寄り添います。
●「どんなサポートが必要なのか」「家庭でできることは何か」を明確にし、共に乗り越える道を探ります。
3.関係機関との連携を強化し、最適な支援を調整
●学校、医療機関、福祉施設、地域支援センターなどと密接に連携し、児童生徒にとって最適な環境を整えます。
●家庭だけで支えきれない部分を補完し、生活全般にわたる支援をコーディネートします。
4.権利擁護と自己決定の支援
●児童生徒の意思決定を尊重しながら、適切な選択ができるよう支援します。
●権利擁護の視点を持ち、「本人が望む生き方」を実現するための道筋をつけます。
5.継続的なモニタリングと支援の調整
●法定最小の年2回モニタリングを超えて、実際の生活の中で起こる変化に柔軟に対応。
●不安定感に応じて支援計画を修正し、より適切な支援を届ける役割を果たします。
相談支援の本質とは
相談支援専門員は、ただの「計画書作成者」ではなく、「人生をともに設計するマネージャー」です。
法律やガイドラインの枠に収まらず、本当に児童生徒や家族が幸せに生きるために、何ができるのかを考え続けることが求められます。
相談支援専門員は、「相談支援の本質」を大切にし、児童生徒や家族の可能性を最大限に引き出すサポートを行う事が使命とされています。
相談支援とは
―それは「子どもたちの物語」が始まる場所―
「相談支援」とは、ただ困り事を聞くだけの存在ではありません。
「相談支援」の本質とは、その子の人生に「物語の始まりや、再生を与える事」にあります。
小さな手を握りしめて入学する小学1年生。
まだ言葉にならない気持ちを抱えたままの低学年の子どもたち。
「自分とは?」と、アイデンティティに悩む思春期など・・・。
そんな子どもたちが、一歩ずつ「自分だけの物語を歩き出すための入口」こそが _ 相談支援の本懐です。
?️その子だけの「冒険設計図」をつくる
障害児支援利用計画書? サービス等利用計画書?
いいえ、Guardianはそれを、その子の「冒険設計図」と呼びます。
「どんな場所で笑いたい?」「どんな友だちと出会いたい?」
「1年毎にどんな自分に成長していたいか」を、一緒に描いていく伴走型の支援です。
それは単なる福祉計画ではありません。
「親子と共に紡ぐ ”未来の設計図” 」なのです。
家族ごと、丸ごと支援する「物語ファミリー」
Guardianは、「子どもだけ・保護者だけ」の支援はしません。
「お母さん・お父さん・姉妹・兄弟・祖父母、みんなを丸ごと支える “物語ファミリー”」として伴走していきます。
●ひとりで悩むお母さんに。
●答えを見失った先生に。
●遠くで見守る地域の人に。
共に物語を紡ぐ成長ファミリーとなります。
小さな変化も見逃さない「物語のナビゲーター(案内人)」
年に2回のモニタリング? ーー それでは、「保護者や子供たちの物語」は見えません。
Guardianは、日々の小さな変化やサインに敏感に反応し、環境を調整します。
その子の「今日の気分」や「今の眼差し」に寄り添い続けるナビゲーターであり続けます。
相談支援とは
それは、「始まりや再生」の為だけではなく、「未来の軌跡」を共に描く冒険のプロローグ。
そして、その物語をつくる力を持つのが―― Guardianの特異的な相談支援のあり方の1つです。
保護者の方へ
「放課後等デイサービスを利用していなくても、相談支援との繋がりは、途切れません」
「今は、放課後等デイサービスを利用していないんですが…」 「このまま相談支援(福祉サービス)との繋がりも終わってしまうんですか・・・?」
こうした不安の声を聞く事があります。
でも、ご安心ください。
「必要な時に、ちゃんとソバにいる存在」であり続けます。
✅その理由は?─ 制度上、正式に認められています
【根拠①】
厚生労働省「障害福祉サービス等報酬改定の概要(令和3年度)」「計画相談支援の運用指針」より
「サービス等の利用が一時的に中断している場合であっても、支援が継続されていると認められる限り、モニタリングを実施し、計画相談支援の算定が可能である」(厚労省|令和3年度 障害福祉サービス等報酬改定説明資料より)
つまり、「放デイなどの通所支援を一時的に使っていなくても」相談支援事業所と繋がり続けることが制度上、正当に認められているのです。
【その場合、相談支援って何をしてくれるの?】
相談支援は、福祉サービスを利用する為の「ケアマネジメント(支援設計)」を行う仕組みです。
✅ 主な内容:
●サービス等利用計画の作成
●ご家庭への定期的なモニタリング(年1回以上の状況確認や様子観察の面談が原則)。
●必要に応じたサービスの変更や、制度の案内。
●家庭・学校・地域との繋がり支援。
たとえ「放デイ」の利用を、一時休止していても…
通所支援などを利用していない時期でも、以下のようなサポートが可能です。
| シチュエーション | 相談支援の継続が可能 |
|---|---|
| 放課後等デイサービスを、一時休止中 | ✅ モニタリング継続で支援可能 |
| 不登校や進路検討中 | ✅ 支援計画を調整して対応 |
| サービスの合間や待機中(空き待ちなど) | ✅ 繋がりを保ちながら利用に備える |
| 卒業後(中高生・若年成人) | ✅ 特定相談支援や移行支援に移行可能 |
【根拠②】
厚労省:障害者総合支援法の枠組み。
●「計画相談支援は、サービスの利用意向がある限り、現在の利用状況に関係なく支援計画の作成・見直しを行うことができる」。
さらに、「障害児支援利用援助(児童版)」でも、『支援の必要性が認められれば、通所の有無にかかわらず相談支援を継続する』事が可能。
Guardianでは、こんな支援ができます
| サポート内容 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| ✅ モニタリング | ご家庭の状況を伺い、支援計画を調整します | 無料(計画相談支援費より) |
| ✅ LINE・メール等での連絡や連携 | 日常のちょっとした不安やお悩みもOK | 無料 |
| ✅ 面談・イベントのご案内 | 仲間づくり・情報交換の場を提供 | 無料〜任意参加 |
| ✅ 教育・心理・進路相談 | ご希望に応じて個別支援のご提案も可能 | 一部有料サービスあり(希望制) |
お伝えしたいこと
●「今、通っていないから、もう相談できないのでは…?」➡️ そんなことはありません。
●「また必要になった時、すぐ相談できるようにしておきたい」➡️ その為にも、繋がっておくことは、安心安全の保険です。
Guardianの想い
児童生徒の育ちには、成長の波が必ずあります。
「通っている時」も、「お休みしている時」も。
どのようなタイミングでも、私たちは「ずっとソバにいる支援者」でありたいと願っています。
最後に
「支援が必要な時に、すぐに繋がれる」。
その安心安全の「糸」を、そっと繋いでおいてください。

