
再起・変容支援
▷Guardianの哲学:どんな過去も「物語」の一部。
RISEモデルは、大なり小なり心に傷を負った子どもたちが、「また立ち上がる」事を支える為のメソッドです。 過去の失敗や傷を「否定」せず、「意味ある経験」へと変換していく支援が中心となります。
目的
つまずき、傷つき、自信の喪失などから再び立ち上がる「再起力」を育てる。
「過去=失敗」ではなく、「今に続く物語」として、再構築する力を支援する。
構成要素と視点
| 略語 | 意味(英語) | 支援のキーワード | 保護者向けの理解 | 実践キーワード |
|---|---|---|---|---|
| R | Recognize | 気づく | 「しんどさ」に気づき、自分で認識する | 感情把握・過去の整理 |
| I | Integrate | 統合する | 「あの経験にも意味があった」と思える | 経験の意味づけワーク |
| S | Step | 動き出す | 小さな一歩を踏み出す | スモールゴール設定・挑戦計画 |
| E | Empower | 力に変える | 「自分にもできた」を積み上げる | 成功体験・称賛・再確認 |
RISEガイド
| ステップ | 日常で出来る関わり | 具体的な声かけ例 |
| R(気づく) | 子どもの辛さに耳を傾ける | 「しんどかったね、気づかなくてごめんね」 |
| I(受け止める) | その経験を否定せず語る | 「〇〇のこと、あなたは悪くなかったよ」 |
| S(一歩) | 動こうとした気持ちを応援する | 「ちょっとでもやってみようと思えたことがすごい」 |
| E(力に変える) | 成功体験を一緒に喜ぶ | 「やったね!自分の力でできたね!」 |
支援設計ヒント
| 項目 | 実践例 | 留意点 |
| 感情と出来事の整理 | 「過去の棚おろし」カード | 無理に語らせず、描写や絵でもOK |
| 経験の再構成 | 物語カード・自分史づくり | ネガティブな出来事に意味づけを与える |
| 行動再開の設計 | スモールステップ挑戦表 | できる事から動く為の伴走計画 |
| 力の実感づくり | リフレクションシート・称賛リスト | 小さな行動も「成功」として記録・共有 |
RISEマトリクス
| 子どもの傾向 | 活用できる場面 | 推奨する支援 |
| 自信を失っている | 過去の出来事と向き合う | 語り直しの場・安心の共有 |
| 傷ついた経験がある | 経験の意味づけワーク | 「その時のあなたも大切だった」と伝える |
| 動き出せない | 小さな成功体験の設計 | 無理なくできる1アクション支援 |
メッセージ
子どもに、「もう一度やってみようかな(トラウマなど)」と思わせる力、それがRISEです。
Guardianは、過去を否定せず、「今、ここから」一緒に未来を描いていきます。

