
FULL VISION
🌈 Full Visionとは?
Guardianの「Full Vision(フルビジョン)」は、 眼・脳・身体を一つの流れとして捉える、統合的なトレーニングの考え方です。
Full Visionは、次の3つの視点から構成されます。
① 視覚機能ビジョン
検眼学などから派生した「見る力」
② 脳機能ビジョン
脳科学・心理学・高次脳機能訓練学などから派生した「処理する力」
③ 身体機能ビジョン
運動生理学などから派生した「動かす力」
👁️ → 🧠 → 🏃 Full Visionの基本構造
Guardianでは、ターゲットから得られた情報を各感覚器官で受け取り、 脳で処理し、身体の動作へつなげる一連の流れを 「Full Vision」と捉えています。
INPUT
眼・感覚器官
「受け取る」
PROCESS
脳
「処理する」
OUTPUT
身体・運動
「表現する」
「見る」だけでは終わらない。
情報を受け取り、理解し、行動へつなげる。
🧩 Full Vision = 感覚統合という考え方
人間は、視覚だけで世界を認識しているわけではありません。 視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚など、さまざまな感覚から情報を受け取り、 脳で処理し、身体や行動へとつなげています。
「見る力」に着目しながらも、視覚だけに限定せず、 複数の感覚・脳・身体を横断して考える。
そのような統合的なアプローチを、Guardianでは 「Full Vision」と総称しています。
🔎 「視力」と「見る力」は同じではありません
一般的な「視力」は、主として 眼から情報を入力する力を指します。
一方、Full Visionで着目するのは、 眼から入った情報を脳で処理し、身体へつなげる力です。
視覚入力
眼で捉える
視覚認知
脳で理解する
身体出力
動作につなげる
💡 こんな「困り感」はありませんか?
写真やイラスト、風景や動植物などはしっかり見ることができるのに、 文字や文章になると、急につまずいてしまう。
周囲からは「見えている」と思われていても、 本人にとっての「見え方」や「認識の仕方」が異なる場合があります。
👁️🧠 視覚認知機能力を構成する8つの視点
1視力
眼で対象を捉えるための基本的な視覚機能。
2追従性眼球運動
動く対象物や文字などを、眼でゆっくり追いかける機能。
3跳躍性眼球運動
ある場所から別の場所へ、視線を素早く移動させる機能。
4両眼の共調運動
両眼から得られた情報を融合し、立体感・遠近感・距離感などを捉える機能。
5形態知覚
点や線などから「何らかの形」として対象を捉える機能。
6空間知覚
見ている物の位置関係を認識する機能。
7視空間認知
形態知覚と空間知覚を連動させ、情報を分析・処理する機能。
8視覚認知機能力
眼から入った情報を脳で処理し、身体へ出力する一連の統合的な機能。
👀 まず知っておきたい「眼球運動」
🔵 追従性眼球運動
動いているものや、本に書かれた文字などを、 眼でゆっくり追いかける機能です。
この働きに課題があると、 視線を正しい位置に保持しにくく、 途中で対象を見失うことがあります。
🟣 跳躍性眼球運動
ある場所から別の場所へ、 視線を素早くジャンプさせるように動かす機能です。
読み書きだけでなく、 スポーツなど瞬時に対象を切り替える場面にも関係します。
🟢 両眼の共調運動
両眼から得た情報を脳で融合し、 立体感・遠近感・距離感などを捉えるための機能です。
🟠 視空間認知
「形態知覚」と「空間知覚」が連動することで、 情報を正しく分析・処理するための機能です。
- 必要な情報を見つける
- 文字や図形を認識する
- 大小を比較する
- 地図を読む
🧠 「眼 × 脳 × 体」=統合力
視覚認知機能力は、眼だけの問題ではありません。
👁️ 眼 × 🧠 脳 × 🏃 身体
例えば、身体の大きさをイメージしにくい、 衣服の上下や靴の左右が分かりにくい、 力加減が難しい、運動が苦手、 物との距離感がつかみにくい、 書字や細かな作業が苦手など、 日常生活のさまざまな場面につながる可能性があります。
🎯 Full Vision Training
Guardianでは、視覚認知機能力へのアプローチを、 「眼だけ」に限定せず、段階的なトレーニングとして捉えます。
眼球運動
基本
眼を動かす・対象を追う・視線を切り替える。
ブレイン課題
制御
机上課題などを通じて、 視覚情報を処理・認識する。
プレイ・作業課題
動作
遊びや作業を通じて、 認識した情報を身体の動きにつなげる。
📊 アセスメント → トレーニング → モニタリング
ASSESSMENT
困り感・課題を把握
TRAINING
課題に応じて実践
MONITORING
変化を確認・評価
児童生徒の「できない」には、 何らかの理由が隠れている可能性があります。 困り感を把握し、適切な方法を探していくことが重要です。
🌱 子どもから大人まで
視覚認知機能力は、成長・生活・学習・運動など、 幅広い場面に関係する機能として捉えることができます。
未就学
遊び・身体活動
小学生
読み書き・運動
中高生
学習・生活・社会参加
大人
生活・仕事・運動
🎲 「遊び」もFull Vision Training
昔の遊びには、眼や身体を自然に使うものが数多くありました。 現在でも、遊びや作業の中に視覚・脳・身体を使う機会を取り入れることができます。
🧱 積み木
形をつくる、位置を考える、手を動かす。 「見る・考える・操作する」を組み合わせます。
♟️ ボードゲーム
視覚情報を捉えながら、 状況を考え、次の行動を選択する機会になります。
🤸 トランポリン
バランス感覚や身体の動きを使いながら、 会話・しりとり・合図への反応などを組み合わせることで、 二重課題として取り組む方法も紹介されています。
🧘 マインドフルネスとの組み合わせ
Full Visionでは、眼・脳・身体へのアプローチを、 マインドフルネスのような「今に気づく力」と 一体的に取り組む考え方も示されています。
🏠 トレーニングの先にあるもの
Full Visionの目的は、 「トレーニングそのものが上手になること」だけではありません。
📚 学習
読む・書く・板書する・図形を見る。
⚽ 運動
ボールを見る・身体を動かす・距離を捉える。
🚶 日常生活
段差・物との距離・身体の位置関係を捉える。
💼 社会生活
情報を理解し、判断し、行動へつなげる。
🌈 Guardianが大切にすること
「なぜ、できにくいのか?」
困り感の背景にある特性を見つめ、 本人に合った方法を一緒に探していく。
児童生徒一人ひとりの「見え方」「感じ方」「理解の仕方」は異なります。 だからこそ、本人・保護者・教師などが困り感を共有し、 必要に応じてアセスメントや専門機関につなげながら、 その人に合った環境や方法を考えていくことが大切です。
🏥 視力・視覚認知機能について相談できる専門機関
⚽ 運動機能について相談できる専門機関
🎲 アナログゲーム療育・ボードゲーム
⚠️ ご案内・注意事項
本ページは、Guardianが作成した「Full Vision」の資料を Webサイト向けに再構成したものです。
Full Vision Trainingは、視覚・認知・身体などの機能を 総合的に捉えるための学習・トレーニングの考え方です。
視力・眼疾患・発達特性・聴覚などについて医学的な評価や診断が必要な場合は、 医療機関その他の専門機関へご相談ください。

