分析評価

Guardianでは、新規メンバーの児童生徒が安心して溶け込める環境を実現するため、3~6ヶ月の「慣らし期間」を設けています。この期間中は、特に以下の3点を重点的に実施してもらいます。

1.環境への適応
学舎やコミュニティの雰囲気を肌で感じ、Guardianならではの穏やかでプリミティブ(ありのまま)な空気感を体感いただきます。

2.ルールの習得
明文化されたルールや行動指針を理解・遵守する事で、秩序ある安心安全を共有します。

3.仲間との信頼構築
同じ悩みや志などを持つ共感者(児童生徒等)との関わりを通じて、信頼関係の土台を形成します。

この「慣らし期間」は、単なる適応フェーズに留まらず、児童生徒の初見情報を収集し評価分析する為の、重要なアセスメント機会ともなっています。

具体的な評価項目は、以下の多角的視点(例)に基づいて実施されます。


Ⅰ.[BFV/Brain full vision]
①読みの困難に対する自覚症状アンケート
②見え方に関するアンケート
③近見視力チェック(学習時近接視力のチェック)
④視覚機能チェックリスト(入力・処理機能評価)
⑤見え方チェックシート(ⅠⅡⅢⅣ各種の評価)
⑥地の色アンケート(コントラストセッティング等の評価)
⑦線たどりテスト(追従性機能の評価)
⑧数字読みテスト(追従性・跳躍性機能の評価)
⑨模写テスト(視空間&身体図式の評価)
⑩視覚認知テスト(視空間&身体図式の評価)
⑪視覚機能力テスト(視覚処理機能の評価)
⑫DEM-R(読字眼球機能の評価)
⑬視写スピード効果テスト(視写機能の速度評価)

Ⅱ.APD/聴覚プロセッシングディスオーダー
①聴覚情報処理などの認知機能評価

Ⅲ.LRW/言語生成プロセス力
①国語領域に於ける視聴覚機能などの評価

Ⅳ.算数生成プロセス力
①算数領域に於ける視聴覚機能などの評価

Ⅴ.心の理論力
①他者視点・推測・信念理解などの評価

Ⅵ.論理・プログラミング的思考力
①推論・問題解決・判断力などの評価

Ⅶ.ストループ
①抑制制御・選択的注意・実行機能力の評価

Ⅷ.TEG/of Todaishiki Egogram
①自我状態を分析し自己理解などを評価

Ⅸ.Edwards Personal Tendencies Catalog
①動機や欲求傾向などを評価

Ⅹ.California Personality Tesut
①責任感やリーダーシップ性などを評価

Ⅺ.Quality of Relationship Inventory
①人間関係の質などを評価

Ⅻ.GHQ-12
①精神的なストレスレベルや健康問題の早期発見などを評価

XⅢ.GATB
①職業適性にかかるスキル的な能力などを、AI解析を交えて評価

XⅣ.VPI
①職業適性にかかる興味関心的な選好などを、AI解析を交えて評価

XⅤ.その他
①S-M社会生活能力検査・・・など


これらの評価は、初回のみならず、定期的に実施されることで、児童生徒の成長過程を連続的に把握し、個々に最適化された指導計画の策定に役立てていきます。

特に、このプロセスは子供たちのメタ認知を促し、「自分」を深く理解するための機会としても機能します。

すなわち、自分と周囲とのギャップを客観的に認識し、自己のアイデンティティ形成(または再構築)を実現するための土台となるものです。


Guardianは、こうした専門的かつ一貫性のある評価・支援プロセスを通じ、学校卒業後も通用する実践的なスキルと自己理解を育むことを目指していきます。

結果として、各々が「自分らしく、充実した人生」を歩むための確固たる基盤を築くことが可能となります。

このページの内容はコピーできません