弾力性×安心な居場所

「跳ね返す力があれば、どんな困難も乗り越えられる。」「安心できる居場所があるから、人は何度でも立ち上がれる。」

ガーディアンは、 「弾力性(レジリエンス)」「安心できる居場所」 を大切にしていきます。

この2つが揃う事で、子どもたちは「何があっても立ち直り、前に進める力」を手にする事ができるのです。


1️⃣「弾力性」が大事な理由

失敗しない人生なんて、ありえない。

傷ついたり、落ち込んだりしても、そこから回復する力があればいい。

何度でも、立ち上がる「弾力性」があれば、どんな未来でも生き抜ける。

でも、どうやって「弾力性」を育む?

失敗を悪い事だと思わない – むしろ「次にどうする?」を一緒に考える。

自分の感情をコントロールする力をつける – 怒り・悲しみ・不安を整理する方法を学ぶ。

「できた!」を積み重ねる – 小さな成功体験を増やして、自信をつける。


2️⃣「安心できる居場所」が大事な理由

安心できる場所があるから、人は頑張れる。

「もうダメだ」と思ったときに、戻れる居場所があれば、挑戦できる。

自分の事を理解してくれる人がいると、心が安定する。

でも、どうやって「安心できる居場所」をつくる?

「どんな自分でも大丈夫」と思える環境をつくる。

話を聞いてくれる人がいる–誰もが相談できる仲間がいる。

仲間がいる–一緒に過ごすだけで安心できる関係をつくる。


「弾力性×安心できる居場所」=何があっても前に進める力

「折れない心」があれば、どんな困難も乗り越えられる。

「帰れる居場所」があれば、安心して挑戦できる。

ガーディアンは、この2つを両立させる場所。

大切なのは、「完璧になる事」ではなく、「立ち直る力」をつける事。

だから、どんな時も、ここに「居ていい」。

失敗しても、迷っても、ガーディアンは 「子供たちの味方」であり続けるのです。


児童生徒にとって「弾力性(レジリエンス)」が大切な理由

〜科学的・実践的エビデンスに基づく解説〜


①ストレスや困難を乗り越える「心理的免疫力」

定義:弾力性は、ストレス・逆境・トラウマ・失敗などから回復し、前向きに適応していく力

●研究:Masten (2001) はこれを「ordinary magic(平凡な魔法)」と呼び、ごく普通の子どもにも育てられる資質であると明言。

意味:生きていく上で避けられない「しんどさ」に折れず、何度でもやり直せる子に育つ基礎力


②脳科学的な裏付け:脳の可塑性と関連

研究:幼少期〜思春期の脳は「可塑性」が高く、経験によって脳の構造や機能が変化しやすい。

●特に「前頭前野(感情の制御)扁桃体(不安・恐怖の処理)」のバランスが整ってくると、感情の調整力が向上。

意味:「経験に意味を持たせる力」が育つと、しんどい記憶も学びに変えられるようになる。


③支援者との関係性がレジリエンスの源泉になる

研究:Werner & Smith (1982) の「カウアイ研究」によると、逆境的な環境下にあっても、1人でも「信頼できる大人」がいると、子どものレジリエンスは高まる

意味:「あなたの味方がいる」という感覚が、立ち直る力の“土台”になる。


④学業や自己効力感とも深い関係

●Bandura(1997)の理論に基づくと、「自分には乗り越えられる」という信念(自己効力感)が弾力性を高める中心軸になる。

意味:「やればできるかも」という経験の積み重ねが、困難な場面での立ち直り力を強化。


⑤未来社会を生き抜く力としてのレジリエンス

●OECD(2021)Future of Educationレポートでは、AIや不安定な世界情勢の中で、教育に求められるのは「不確実な未来に柔軟に適応し、立ち直る力」とされています。

意味:学力よりも「再起力」が生きる力になる時代。


レジリエンスが高まると?

領域高まる力結果・影響
感情面感情コントロール、自己理解パニックになりにくい、冷静に立て直せる
認知面問題解決力、再構築力失敗を分析し、改善する力がつく
関係面安心感、信頼関係人と繋がって乗り越えようとする力がつく
行動面継続力、挑戦心諦めずにもう一度やろうとする行動が取れる

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