相談支援とは

相談支援専門員


No.区分制度
分類
主な
対象
機能
役割
障害児相談支援事業所

(児童)
障害児相談支援18歳未満の児童生徒障害児支援利用計画の作成・モニタリング(児発・放デイ利用時に必須)
相談支援事業所

(成人)
計画相談支援18歳以上の障害者サービス等利用計画の作成・モニタリング(就労系・生活系サービス利用時)
地域移行相談支援センター地域移行支援長期入院者・施設入所者地域移行支援加算取得・地域生活移行プランニング
地域定着相談支援センター地域定着支援地域で単身生活する障害者など緊急時対応・見守り体制構築・地域での孤立予防
基幹相談支援センター(総合)自治体の基幹相談支援事業地域住民・関係機関全体中核相談機能・困難事例の支援調整・地域資源の連携強化
地域活動支援センター(居場所+相談)地域活動支援事業(市町村)主に精神障害者・地域住民居場所機能+相談・地域生活支援・地域交流
包括相談支援センター包括型相談支援(地域生活支援事業)全年齢・軽度含む制度に関係なく幅広い相談に対応(非制度利用者も含む)
教育・医療連携型相談支援室制度外・連携型医療的ケア児・医療/教育関係者医療・教育現場との多職種連携支援
発達支援相談センター(家族支援型)独自モデル(制度外または加算対象外)発達障害・グレーゾーンの未就学児関係機関連携、初期支援、診断前相談、ペアレントトレーニングなど
訪問型相談支援センター(アウトリーチ)制度外・実務特化型登校拒否・引きこもり等在宅訪問、家庭支援、行政未接続層へのアプローチ

~クライアントの「安心安全」と「希望の生活」を支える存在~

相談支援事業者は、困っている人が「安心して生きる」事と、「自分らしい未来」をあきらめないために存在します。

●困っている人には、「安心できる居場所」や、「生きていく為の道しるべ」が必要です。

●でも、社会の制度や支援の仕組みは、とても複雑で分かりにくいものです。

●そこで、相談支援事業者が「橋渡し役」となり、「今の現状」と「希望ある未来」を繋ぐご案内を致します。


相談支援専門員と聞くと、多くの人が「サービス等利用計画書の作成」や「年2回のモニタリング」といった、事務的な業務を思い浮かべるかもしれません。

しかし、相談支援専門員が果たすべき役割は、単なる書類作成にとどまらず、児童生徒やその家族の未来を支え、導く事にあります。


相談支援専門員の役割

相談支援専門員の役割は、児童福祉法や障害者自立支援法などを基盤としながら、単なる計画書の作成を超えた包括的なサポートを提供することにあります。

その本質的な機能を以下に整理します。


1.本人の人生を見据えたサポート計画の策定

●相談支援専門員は、単に福祉サービスの調整をするのではなく、児童生徒一人ひとりの将来を見据えたサポート計画を作成します。

●「今、何が必要か」だけではなく、「5年後、10年後にどうなっていたいか?」を共に考え、道筋を立てます。


2.家族への寄り添いとエンパワメント

●児童生徒だけではなく、家族の悩みや課題にも寄り添います。

●「どんなサポートが必要なのか」「家庭でできることは何か」を明確にし、共に乗り越える道を探ります。


3.関係機関との連携を強化し、最適な支援を調整

●学校、医療機関、福祉施設、地域支援センターなどと密接に連携し、児童生徒にとって最適な環境を整えます。

●家庭だけで支えきれない部分を補完し、生活全般にわたる支援をコーディネートします。


4.権利擁護と自己決定の支援

●児童生徒の意思決定を尊重しながら、適切な選択ができるよう支援します。

●権利擁護の視点を持ち、「本人が望む生き方」を実現するための道筋をつけます。


5.継続的なモニタリングと支援の調整

●法定最小の年2回モニタリングを超えて、実際の生活の中で起こる変化に柔軟に対応。

●不安定感に応じて支援計画を修正し、より適切な支援を届ける役割を果たします。


相談支援の本質とは

相談支援専門員は、ただの「計画書作成者」ではなく、「人生をともに設計するマネージャー」です。

法律やガイドラインの枠に収まらず、本当に児童生徒や家族が幸せに生きるために、何ができるのかを考え続けることが求められます。

相談支援専門員は、「相談支援の本質」を大切にし、児童生徒や家族の可能性を最大限に引き出すサポートを行う事が使命とされています。


相談支援とは

―それは「子どもたちの物語」が始まる場所―

「相談支援」とは、ただ困り事を聞くだけの存在ではありません。

「相談支援」の本質とは、その子の人生に「物語の始まりや、再生を与える事」にあります。

小さな手を握りしめて入学する小学1年生。

まだ言葉にならない気持ちを抱えたままの低学年の子どもたち。

「自分とは?」と、アイデンティティに悩む思春期など・・・。

そんな子どもたちが、一歩ずつ「自分だけの物語を歩き出すための入口」こそが _ 相談支援の本懐です。


?️その子だけの「冒険設計図」をつくる

障害児支援利用計画書? サービス等利用計画書?

いいえ、Guardianはそれを、その子の「冒険設計図」と呼びます。

「どんな場所で笑いたい?」「どんな友だちと出会いたい?」

「1年毎にどんな自分に成長していたいか」を、一緒に描いていく伴走型の支援です。

それは単なる福祉計画ではありません。

「親子と共に紡ぐ ”未来の設計図” 」なのです。


家族ごと、丸ごと支援する「物語ファミリー」

Guardianは、「子どもだけ・保護者だけ」の支援はしません。

「お母さん・お父さん・姉妹・兄弟・祖父母、みんなを丸ごと支える “物語ファミリー”」として伴走していきます。

●ひとりで悩むお母さんに。

●答えを見失った先生に。

●遠くで見守る地域の人に。

共に物語を紡ぐ成長ファミリーとなります。


小さな変化も見逃さない「物語のナビゲーター(案内人)」

年に2回のモニタリング? ーー それでは、「保護者や子供たちの物語」は見えません。

Guardianは、日々の小さな変化やサインに敏感に反応し、環境を調整します。

その子の「今日の気分」や「今の眼差し」に寄り添い続けるナビゲーターであり続けます。


相談支援とは

それは、「始まりや再生」の為だけではなく、「未来の軌跡」を共に描く冒険のプロローグ。

そして、その物語をつくる力を持つのが―― Guardianの特異的な相談支援のあり方の1つです。


保護者の方へ

「放課後等デイサービスを利用していなくても、相談支援との繋がりは、途切れません」

「今は、放課後等デイサービスを利用していないんですが…」 「このまま相談支援(福祉サービス)との繋がりも終わってしまうんですか・・・?」

こうした不安の声を聞く事があります。

でも、ご安心ください。

「必要な時に、ちゃんとソバにいる存在」であり続けます。


✅その理由は?─ 制度上、正式に認められています

【根拠①】

厚生労働省「障害福祉サービス等報酬改定の概要(令和3年度)」「計画相談支援の運用指針」より

「サービス等の利用が一時的に中断している場合であっても、支援が継続されていると認められる限り、モニタリングを実施し、計画相談支援の算定が可能である」(厚労省|令和3年度 障害福祉サービス等報酬改定説明資料より)

つまり、「放デイなどの通所支援を一時的に使っていなくても」相談支援事業所と繋がり続けることが制度上、正当に認められているのです。


【その場合、相談支援って何をしてくれるの?】

相談支援は、福祉サービスを利用する為の「ケアマネジメント(支援設計)」を行う仕組みです。

✅ 主な内容:

●サービス等利用計画の作成

●ご家庭への定期的なモニタリング(年1回以上の状況確認や様子観察の面談が原則)。

●必要に応じたサービスの変更や、制度の案内。

●家庭・学校・地域との繋がり支援。


たとえ「放デイ」の利用を、一時休止していても…

通所支援などを利用していない時期でも、以下のようなサポートが可能です。

シチュエーション相談支援の継続が可能
放課後等デイサービスを、一時休止中✅ モニタリング継続で支援可能
不登校や進路検討中✅ 支援計画を調整して対応
サービスの合間や待機中(空き待ちなど)✅ 繋がりを保ちながら利用に備える
卒業後(中高生・若年成人)✅ 特定相談支援や移行支援に移行可能

【根拠②】

厚労省:障害者総合支援法の枠組み。

●「計画相談支援は、サービスの利用意向がある限り、現在の利用状況に関係なく支援計画の作成・見直しを行うことができる」。

さらに、「障害児支援利用援助(児童版)」でも、『支援の必要性が認められれば、通所の有無にかかわらず相談支援を継続する』事が可能。


Guardianでは、こんな支援ができます

サポート内容内容費用
✅ モニタリングご家庭の状況を伺い、支援計画を調整します無料(計画相談支援費より)
✅ LINE・メール等での連絡や連携日常のちょっとした不安やお悩みもOK無料
✅ 面談・イベントのご案内仲間づくり・情報交換の場を提供無料〜任意参加
✅ 教育・心理・進路相談ご希望に応じて個別支援のご提案も可能一部有料サービスあり(希望制)

お伝えしたいこと

●「今、通っていないから、もう相談できないのでは…?」➡️ そんなことはありません。

●「また必要になった時、すぐ相談できるようにしておきたい」➡️ その為にも、繋がっておくことは、安心安全の保険です。


Guardianの想い

児童生徒の育ちには、成長の波が必ずあります。

「通っている時」も、「お休みしている時」も。

どのようなタイミングでも、私たちは「ずっとソバにいる支援者」でありたいと願っています。


最後に

「支援が必要な時に、すぐに繋がれる」。

その安心安全の「糸」を、そっと繋いでおいてください。

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