
レジリエンス=心のしなやかさ
▷Guardianの哲学:「しなやかに折れずに生きる力を、支援の中で育てる」
REZモデルは、困難やストレスに出会った時に、「折れずにしなやかに回復する心の力=レジリエンス」を支援するフレームです。
発達特性をもつ子どもたちは、日々、様々な困難や葛藤に直面します。
その中で、「大丈夫」「またやってみよう」と思える、「心の土台」を育んでいきます。
目的
「しんどい経験=成長のきっかけ」に変える力を育み、困難を乗り越える「心のしなやかさ」を支援する。
構成要素と視点
| 略語 | 意味(英語) | 支援のキーワード | 保護者向けの理解 | 実践キーワード |
|---|---|---|---|---|
| R | Recognize | つらさを認める | 「つらかった」と言ってもいい | 感情の受容・共感的対応 |
| E | Empower | 意味づけて力に変える | 「あれも乗り越えた」と自信に変える | 成功体験・強み化支援 |
| Z | Zone | 安心できる場所・時間・人 | 「ここにいたら大丈夫」と感じる | 安全基地・環境調整・リセット場面 |
REZガイド
| ステップ | 家庭でできる関わり | 声かけ・実践例 |
| R(認める) | 子どものしんどさを受け止める | 「それはつらかったね。話してくれてありがとう」 |
| E(力に変える) | 乗り越えた経験を言語化する | 「前も乗り越えたよね。すごいよ」 |
| Z(安心の場) | 子どもにとっての“回復できる空間”をつくる | 「ここでは泣いてもいいよ」「大丈夫、守るよ」 |
支援設計ヒント
| 項目 | 実践例 | 留意点 |
| 感情の受容 | 感情カード・絵本・共感の言葉 | 「でも頑張らなきゃ」はNG。まず受け止める |
| 意味づけ支援 | 自己成長シート・成功リスト | 子ども自身が「意味があった」と思える設計に |
| 安全な空間の構築 | クールダウンルーム・安心できるスタッフ配置 | 「何もしなくていい」場所の保証が鍵 |
REZマトリクス
| 子どもの状態 | 活用できる場面 | 推奨支援 |
| 怒り・涙が爆発しやすい | 感情のリセット支援 | クールダウンゾーン・非言語サポート |
| 過去のトラウマに囚われる | 安心の繰り返し体験 | 何度でも「大丈夫だった」を体験する |
| 自己評価が極端に低い | 成功体験の再確認 | 「できた記録」を一緒に振り返る |
メッセージ
強くなくていい。
完璧なんか求めない。
しなやかに、折れずに、幸せに生きられればソレでいい。
Guardianは、子どもの心が揺れても戻ってこられる「安全な居場所」となり、レジリエンスの根を育て続けます。

